 |
 |
 |
 |
 |
 |
秘蔵音源集が遂に発売
2004/10/20 on sale
|
キー坊金太に聞く制作秘話
−いつから、このＣＤの製作が始まったんですか？−４〜５年前からＣＤを作る話はあってね、俺もダディに自分で持っているおとぼけのいろんなテープは渡していたんだ。 結局１５０本ぐらいテープが集まったんだけど、いったいこれを誰が編集するのかが大変で。なんだかんだあって 自分のところに話が来たのが去年の５月ごろかな？ −なつかしい音源とかはありました？− そうねー、まずおとぼけCATSを聴くのがえらい久しぶりだからねー。 ほとんどがカセットテープでそのほとんどがライブだった。スタジオはほんのちょっぴりだけ。 音もピンからキリで、”ラジカセ一発録り”がやっぱ多かったしねー、だから全部聴くのはなつかしいよりもむしろしんどかった。 ６０分テープのＡＢ面で「なかよし音頭」一曲だけとか、ほとんどしゃべりで曲をやってないとかね(笑)。 もう聴くの大変だったよ。 −その中の物が今回のＣＤの元になった？− そうだね。「北千住」とか「よっちゃんの原付バイク」とかを見つけてからはガゼン元気が出てきましたね。 自分でも笑っちゃいました。ダディは「ゆきちゃんの弦付ギター」にバカ受けしてましたけど。 この３曲は自分が思う”東京おとぼけCAＴＳ”のイメージにぴったりだったんだ。 あとはライブをどう編集するかという作業だったね。 −特に苦労したと言うところは？− 限られた音源の中でどうやったら自分が納得する”東京おとぼけCATS”のＣＤが作れるかだよね。やっぱり。 演奏は良くても音が悪いのはパスしたし、逆に音がいいけど演奏が・・ダディが・・って言うのもパスしました。(笑) 例外として「御徒町タンゴ」「午前一時のスケッチ」は自分の思い入れで選びましたけど。 あと実際にライブを見ているから面白いもの。例えば「なかよし音頭」の間奏の”なかよし三郎なんでも弾きます”とか。 権利関係がめんどくさい”ミュージッシャンものまね”とかは入れられませんでしたね。 まっ、三郎の芸はソニーのビデオを見て貰おうと言う事で。 −ライブもいくつかは録音していたんですね。− 青年館とライブインはフルステージ残ってましたね。青年館はビデオも残ってる。ソニーの「幻の１０年」にちょっと入ってるけどね。 前橋のライブはその日の演奏が終わったあとミキサーの人に俺がもらったテープからです。その人に連絡を取りたいんだけど・・。 前半しか入ってないんで、後半が聴きたいんです。この日のビデオはフルで残ってますけど。 −「電気クラゲ」には感激しました。よく残ってましたよね。− そうだよね。あれは寺中(テーラー八雲)からもらったテープに入っていたんだ。 デモ録音だけど音もいいし、残っていたのはホント嬉しいね。 おとぼけCATSとしては初めてスタジオの録音だからよく覚えてるよ。 リズム録りの時、ダディには踊りながら歌ってもらったんだ。じゃないと間奏が合わないんだよね。 あと、助ちゃんの海パンはいらなかった。(笑) −岡井大二がドラムの音源も入ってますが。− 実はこの日にライブを録音していたのは俺は全然知らなかったんだ。テープを聴いて初めて知った。 初期のおとぼけとは違うバンドの音になってるよね。この頃おとぼけＣＡＴＳの事務所を自分たちで立ち上げたんだ。 そういうのも関係はあるとは思う。バンドをやると言う気持ちの中にね。しかし、大二ってホントに可笑しいやつなんだ。プログレやってたのに。(笑) 当時のツアーは大二とキーボードの仲嶋の話しで移動の車の中はいつも盛り上がっていたなー。 この時のメンツでカルメンマキとやった日のライブテープは自分で持っていたんだ。 「シベリアレイルロード」をマキちゃんとダディで歌っているいいテイクが入っているんだけど、 今回は残念ながら未収録。マキちゃんはあくまでゲストなんでね。残念！(笑) −今回収録出来なかった音源で次のＣＤを出す話は？− んー。ダディはもう２〜３枚作れるだろうと言うんだけど、いいものが出来るかはわかんないなー。 まっ、今はこの『DEAD STOCK』を聴いて楽しんで下さいよー。盛りだくさんだぜー、ホント。 |
